『青葉繁れる』/井上ひさし

・主人公の高校生らしい妄想が非常に生々しくて笑えません。いや客観的にはたぶん面白いんですが、可愛い娘を見るたびその娘との将来まで妄想してしまう、というシーンでこう過日の古傷がずきずきと。きっつい。
 
・どこに着地するのか全くわからないなあと思っていたら、特に劇的なこともなく終わった。ある意味、とても酷薄な感触。
 
・正直あんまり飲み込めてないです。常にもまして。