2012-01-01から1年間の記事一覧

『中二病でも恋がしたい! 2』/虎虎

・中二病カップルなので中二病な会話をする訳だけど、恥ずかしい応酬の最中にラヴが溜まってくると中二的な返しが出てこなくて素が覗いちゃう、という流れが実にエモい。どうやって感情の高揚を文章で表現するかと考えた時、つまり「好き」をどうやって書こ…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(advanced)

一晩明けて他の人の感想を参照したりした。なるほどにゃー、から、くそがー、まで色々と。 普段あんまり人の感想って見ない(エロゲにせよアニメにせよ本にせよ)のだが、エヴァだと見てしまうあたり、やはり勝てないというか何というか……。 ・ミサトさんの…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

まともな評論はそのうち出尽くすだろうので、まともじゃないものを書く。 ……自分でもびっくりするほどに内容がない。うーむ。 ・「君たちに碇シンジを救うことはできないと、ようやく判った(画面の向こうへ微笑みながら)」 ・もう逆行スパシンが全員ブチ殺…

『中二病でも恋がしたい!』/虎虎

一読した直後なので、とりあえず散漫に。・中二病の女の子を脱中二病した男の子が理解し導く話だったらやだなーと思っていたのだが、むしろ男の子が女の子に振り回される話ですごい癒されたという。 ・中二病を理解してくれる→好きになる、ではないところが…

『魔法少女リリカルなのは The Movie 2nd A's』

・もう随分と時間が経ってしまったので、記憶違いなんかも混じっているだろうけれど。とりあえず後々のために。あと、もしかすると何処かの誰かの役に立つかもしれないとかなんとか。 ・序盤の百合空間に関して。そのまんま観ても眼福眼福といった感じではあ…

『も女会の不適切な日常』/海冬レイジ

1巻。 ・居心地のいい空間の実装。恋愛要素の導入と過酷な葛藤の回避或いは先延ばし。といった発想が再序盤では割と浮かぶ。 ・告白の先延ばし/不成立の徹底。あらゆる働きかけが(お決まりの)ギャグ/持ちネタとして処理される空間。切迫した想いは常にギ…

『ビアンカ・オーバースタディ』/筒井康隆

・ブレインストーミングめいた散漫な雑感。 ・メタラノベってそういうことなん? という困惑。 ・意識的に行われたであろう、序盤の定型文の反復。代わり映えのしない現実を象徴する仕掛けだったのか、「ラノベって繰り返しが多いものでしょう」という作者の…

『東京皇帝☆北条恋歌』/竹井10日

2〜4巻まで読了。 ・2巻冒頭から「家の玄関でローションをぶちまけて大パニック」という酷すぎる展開で、いきなりフルスロットルだなーといった印象。ツッコミ不足でひたすらズレつつもうまいギャグを掛け合うテキストは正に竹井10日のもの。1巻はやっぱりキ…

『世界侵略:ロサンゼルス決戦』

・この映画ひどいぜ、と兄に押し付けられて観た割には存外楽しめた。実写映画をほとんど観ない勢なのでハードルがひたすら下がっていた/或いは比較対象が自分の内にストックされていなかった、というのはありそう。とりあえず全体としては楽しめたのでよか…

映画「けいおん!」

・映画の力―――というものについて言及するには経験が足りていない気がして、尻込みすることを余儀なくされるのだけれど、だとしても。「その感動は君が初心者だから覚えたものでしかない」と断定調で語られれば反駁する術など僕にはないのだが、だからと言っ…

『紅』/片山憲太郎

・紫さん7歳がどこまでもかわいい。 ・そのかわいさが通常の7歳女児を思い浮かべて連想できるそれとは少し違う印象で、どういうことかっつーと、紫さんは我儘とか言わないんですね。そして精神的にありえないレベルで成熟してる。なのに、自分が(身体的にも…